私たちはこの世に生をうけ、ちっぽけな人生を生きて、そして死を迎える

双極、30代の真ん中らへん。2009年双極性障害の可能性と診断され、2010年に薬剤により躁転し診断確定。鬱、リストカット、過食、引きこもりの20代から、今は比較的楽しく生きています。

眠れない羊の群れの迷える心の叫び 第三夜

閉鎖病棟入院3日目くらいの時のこと。

枕が変わると、とことん寝入りが悪くなる私はしばらく慣れるまで

不眠時のルネスタをもらってました。

(午前2時まで3回までOK、後に1回目を2錠、2回目を1錠の2回にしてもらう)

その夜もルネスタをもらいに行ったら、暗いホールに、まだ起きている女の子。

(Aちゃんとします)

 

そのAちゃんが私を見て、ペコッと会釈してきたので、私も会釈。

 

隣のベッドの子というのは何となくわかってて、近づいて話してみようと思いました。

こんばんは、はじめまして

お互いそう言って名前を名乗り、年齢やら眠れないの?やら会話を交わしたような。

 

すると突然ナースステーションから支離滅裂な怒鳴り声が…

Aちゃんと顔を見合わせて、

ヤバくない?

みたいな顔してました。

怒鳴り声はとどまる事を知らず、当直医が来て、

ジプレキサ!」(筋注のこと)

 

その方はジプレキサをぷっすりと打たれて、車椅子で隔離室へ運ばれて行きました。

車椅子で運ばれている最中も叫び散らしてて

「みんな起きちゃうから静かに〜!」とか看護師から言われてるのですが

「全員起きろぉぉおおおおお!!」

と彼女は叫んでました…。

 

いやぁ〜初っ端からディープなthe閉鎖な世界を見たなぁ…

てかジプレキサの筋注なんてあるのね…。なんて思いながら。

 

入院生活、最初の1週間ほどは私の部屋は平和でした。

5人部屋に5人いたのですが、2月の終わりごろに3人に減りました。

3月に入る頃だったか、隔離を卒業したTさんが私の部屋の空きベッドに。

このTさん…

一晩中ガサゴソめっちゃうるさい!!

うるせえこんな夜中に何しとんじゃ静かにせい!と

ナースコール鳴らしておきました。

それでもうるさいのでその日から耳栓をして、その後はぐっすり眠ってました。

(入院生活にいちばん必要なのは耳栓かもしれない…)

 

後日、元々いた3人で

「Tさんうるさいよね…」とげんなりしながら話をしてて、Aちゃんの反対隣のBさんと3人で。

B「私、あの人無理…あの人が話しかけてきたら、後ろ手にナースコール構えてる。初日ナースコール間違えて鳴らしちゃったって言ってたよ。」

わ「ナースコール押したの私だし。うるさすぎて。私のベッドのナースコール、コードが短いんだよね。Bさんみたいに後ろ手に構えられない…。」

A「…あ、それわたこちゃんが来る前にそこにいた人が、コードで首吊ろうとしたから短いの。その子テレカでリスカするし、今隔離にいるよ。」

 

…………(´-`)

 

私はもしかしたら、すごくディープな世界へ来てしまったのかもしれない、とその時ふっと改めて思いましたwww

(もしかしなくてもそうである)